Zoneプロレゾリューションプログラムについて

ABOUT PROGRAM

 

プロレゾリューションプログラムとは

このプログラムは、慢性疾患、肥満、老化の根本原因である細胞の炎症にアプローチするために、
3つの要素( 3R‘s ①Reduce ②Resolve ③Repair
組織的にシステム化したものです。

プロレゾリューションプログラムとは

3つの要素にアプローチし相互作用が組織化されることで、
体内のホルモンや鍵となる遺伝子の発現をコントロールできるようになります。
その結果、慢性疾患、肥満、老化の根本的原因に働きかけ、身体の中からケアをすることが可能となります。

プログラムについて

プログラムの成功には、老化に関わる生物学的指標を定義することが非常に重要です。
指標を逆転させることが、老化の速度を落とすことになり、皆様のアンチエイジング戦略の成功につながります。

老化とともに増すもの 老化とともに減るもの
  • ● インスリン抵抗
  • ● 最高血圧
  • ● 体脂肪率
  • ● 血液中の脂質の割合
  • ● 耐糖能
  • ● 有酸素容量
  • ● 容量筋肉量
  • ● 体力・力
  • ● 体温調節機能
  • ● 免疫機能

アンチエイジングケアとして、エストロゲンや成長ホルモンなどは、注目されやすいホルモンです。
成長ホルモンは、老化とともに、劇的に減少します。しかし、このプログラムでは重きをおきません。
成長ホルモンの減少は(他のホルモンと同様に)単に、老化の主要伝達物質に伴う、ホルモンの伝達ミスだからです。
もし、脳下垂体(成長ホルモンの源)が、個別に刺激されると、成長ホルモンは、直ぐに、皆さんの若い時代に分泌されていたのと、同じレベルまで上昇します。
このプログラムでは、複雑に絡み合ったホルモン伝達ミスの原因に対し、独自の【3R‘sサイクル】を用いて、細胞レベルでアプローチしていきます。

3R‘sサイクルとは

アンチエイジングレベルを上げるために、必要なサイクルです。
若々しい外見には、ホルモンのコントロールと、損傷してしまった細胞を修復する力が必要です。

重要なのは、3つのRがスムーズに細胞内で行われ、絶妙なバランスが保たれることです。
そしてこの3つのRの力は、絶えず変化しています。
細胞内の今の状態を正しく知ることができるのは、客観的に数値化できる血液検査だけです。

Step1 Reduce:減らす

気づかない間にも、細胞は炎症にさらされています。
細胞の炎症を減らし、残った炎症を消散させる準備をします。
この指標が高いほど、どれだけ食事制限や運動をしても減量が難しくなり、老化のスピードが速くなります。たるみ、しみ、しわなどもできやすく、疲れも感じやすくなります。

Step2 Resolve:消散させる

細胞内の炎症を消散させるためのホルモンを産生させます。これまでに生じた組織の損傷を修復できるように整えます。
この指標が高いほど、老化のスピードが速くなります。
お肌のハリが無くなったり、しみ、しわ、爪が割れやすくなる、髪の毛が細くなりツヤもなくなるなど、美容にも大きく影響を与えます。

Step3 Repair:ダメージによる損傷を修復する

損傷した組織を修復するエネルギーの産生を高めるために、代謝をコントロールする遺伝子上のマスタースイッチを活性化させます。
あなたのアンチエイジングを助ける最後の鍵です。
この指標が理想値であるほど、老化によって傷ついた細胞の修復機能は高まり、炎症反応により作られるしわ・しみなどのアプローチにも期待できます。
爪が丈夫になるのも一つのサインです。

Resolution Response

これらの3つのマーカーが全て理想的な範囲内にとどまることによって、アンチエイジング能力が高まったと判断できます。
この条件が揃ってはじめて「Resolution Response」が最適化されます。

細胞の炎症にアプローチとは

ZONEプロレゾリューション栄養プログラムは、細胞レベルで見ると、
主に4つの要素、(エイコサノイド・レゾルビン・AMPキナーゼ・NF-kB)
のバランスにアプローチする独自のプログラムです。

これら4つの要素それぞれに働きかけ、バランスを整えることで、
細胞の炎症をコントロールし、肉体のアンチエイジングを促します。

当プログラムは、食事と健康に関する研究をもとに作られました。医療的助言の代替とすることを意図しておらず、主治医による通常の治療を補完することはあっても、それに替わるものではありません。なんらかの病状がある場合、プログラムに取りかかる前に、他に改善手段がないかどうか、身近な医療専門家に相談してください。こちらに記載された情報が現時点で正確なものであることを確認するために最善を尽くしています。こちらで提示したメソッドを行った結果として生じうるいずれの医学的結果に対しても、当社が責任を負うものではありません。
当社のプログラムと製品は安全にご利用いただけるよう、理論をご理解いただいた提携先へのみ提供させていただいております。
詳細につきましては、お問い合わせフォームよりお問い合わせください。

ZONE製品・教育プログラムによるIRFの支援

Zone製品・教育プログラムにより得られる収益の一部は、非営利公益法人 Inflammation Research Foundation (IRF:炎症研究財団の意)の支援金になっています。

IRFとは
慢性疾患により増大している経済的負担を、抗炎症栄養学により軽減できる事を実証するために、臨床研究への支援を行う財団です。
2003年にマサチューセッツ州非営利公益法人として設立されました。
政府や他の民間団体が支援を躊躇するような臨床研究に対しても支援を行い、抗炎症栄養学をリードしています。
IRFのミッション
多くの慢性疾患の根本的原因である炎症を減らすために、革新的な栄養学的アプローチを使用するための臨床研究プロジェクトを支援することです。
IRFの抗炎症栄養学
抗炎症栄養学の鍵は、栄養の役割と、栄養がホルモン反応及び炎症反応をコントロールする遺伝子転写因子に与える影響を理解することです。
IRFは、抗炎症栄養学の中でも特に以下の3つの分野に焦点をあてています。
  • 食事の栄養素がホルモン反応と炎症反応に与える影響
  • オメガ3脂肪酸が炎症のイニシエーション・フェーズ(開始段階)とレゾリューション・フェーズ(消散段階)に与える影響
  • ポリフェノールが腸内細菌と遺伝子の発現に与える影響
IRFが支援する臨床研究の分野
炎症は全ての慢性疾患を理解する上で中心となるものですが、この財団では以下の分野に焦点を当て研究をしています。
  • 代謝性疾患 (肥満と糖尿病)
  • 神経疾患 (うつ、脳の外傷、ADHD、アルツハイマー病)
  • 自己免疫疾患 (多発性硬化症、クローン病、関節リウマチ、狼瘡)
  • 眼疾患 (AMD, 網膜症、視神経障害)
以上の慢性疾患は全て炎症と深い関連性があり、IRFの臨床研究がこれら炎症性疾患のコントロールにおける抗炎症栄養学の有効性を実証できると考えています。

ZONEプロレゾリューションプログラム研究メンバー

研究はシアーズ博士が指揮を執っていますが、バイオテクノロジーにおける新発見に関する研究を行うために、様々な分野の専門家で構成される科学諮問員会と協力し、多角的な研究を行っています。

Carol Johnston, Ph.D.

アリゾナ州立大学の栄養学教授であり、IRFでは栄養学プログラムのディレクターです。
2004年、栄養学における目覚ましい業績を収めた50歳未満の科学者に米国栄養学会から与えられるグレース・ゴールドスミス賞を受賞しました。また、学術的業績に対し2008年には同じく米国栄養学会からマーク・ビーバー・プロフェッショナル賞を受賞しました。
研究分野には、肥満と糖尿病におけるビタミンCと食事介入などがあります。75以上の科学論文を発表しています。

Camillio Ricordi, MD

糖尿病治療のための細胞移植における世界的第一人者の一人です。
ステイシー・ジョイ・グッドマン財団の外科教授であり、著名な医学教授であり、医用生体工学・微生物学・免疫学の教授でもあります。また、マイアミ大学糖尿病研究所の科学ディレクターかつ学術主任を務めています。
600以上の科学論文を発表し、11の特許を所有しています。

Charles Serhan, Ph.D.

エイコサノイド生化学における世界的第一人者の一人で、炎症の消散におけるレゾルビンの役割の発見者です。
ハーバード大学医学部麻酔学科の教授であり、Brigham and Women’s Hospital では、実験治療学と再かん流傷害のためのセンターのディレクターを努めています。400以上の科学論文を発表、5冊の本を執筆し、200以上の特許を取得しています。